【名言】重要書類!製品図面は契約書【機械設計】
工業製品に図面は必要不可欠
技術大国日本。
自分は仕事として、設計・デザインに携わり、今年で7年目となる。
工業製品のものづくりにおいて、図面は基本的に必要不可欠なものだ。
これは、部品単体に関しても同じことが言える。
なぜ図面が必須なのか、また見栄えまで考慮する必要性があるのか。
とある上司が言っていたことを今でも覚えている。
某設計課上司の名言『図面は契約書』
『図面は契約書みたいなもの。
それを基準に、製品の仕様が確定し、発注され、量産され、出荷され、販売される。
つまり、原点であり、契約の第一歩となる重要な書類なんだよ。』
おおよそ上記のような内容だ。
あまのじゃくな自分でさえ、その発言には十分に納得できた。
図面作成上の最低限の注意点
まず、誤字や脱字があってはならない。
また、できる限りわかりやすい表現に仕上げる必要がある。
誤解を招く表現になっている場合、意図したものと異なった完成品が生産されてしまう可能性がある。
「設計側」と「現場側」の価値観が根本的に異なっている場合も多いためだ。
これは、立場上からくる問題であり、「精度や品質を求める側」と「合理化を求める側」と言い換えることもできる。
最後に、見栄えに関しても重視する必要がある。
「契約書」として見た際に、乱雑で混沌とした書類では、
いかに内容に間違いがなくても「契約」を躊躇う気持ちが沸くのも自然な道理だ。
プライベートで何かかしらの契約をする時の心境になってみれば、理解はできる。
つまり、不安要素を払拭する「契約書」であれば問題ない。
設計職等、上流工程を仕事とする人間によって完成品のばらつきも起きる。
それらの意識の差が、国ごとの製品の品質格差に繋がっているひとつの理由に感じる。